「義経鍋」のこと

2018.08.07 / 地域を知る / 編集部さん

へ?
この暑いのに鍋の話?!

と、聞くだけで汗の出そうな…と言わずに、そこのアナタ!
読んでってー。

鍋と言っても冬にはふはふ食べるあの鍋料理のことではないです。

じゃじゃん♪

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知っている人は知っている。
知らない人は全然知らない。

この奇妙な形の物体は「義経鍋(よしつねなべ)」と言います。
諏訪地域の一部、主に湖北と呼ばれる岡谷・下諏訪あたりに育った人には、ごくポピュラーな鍋です。

このようにつかいます。
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そー!
焼肉に使うのです。
下諏訪・岡谷あたりのいくつかの焼き肉店は、この義経鍋を使って焼肉を提供します。
行きつけの焼き肉店のこのスタイルで育った人は都会の学校に出たときに、このスタイルが一般的ではなかったことを知り、カルチャーショックを受けるのです。

「義経鍋」と画像検索をかけると。この形のほかにいくつかあるようですが、基本的に
・分割された区画をもつ
・中央に湯の入った器がある
という形状です。

ちなみに中央の湯は塩水です。
ここで肉についてくる野菜をさっと煮ていただきます。

このお店は甘めの醤油だれとゴマみそだれがついてきます。
これも概ね共通のようです。

それぞれの区画でこのように肉を焼くわけですが、
・自分の区画で焼いたものは自分で面倒を見る
・他人は手出し無用
という不文律があります。(たぶん)
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おせっかいを焼かず焼かれず、自分の食べる肉に集中できるという優れたシステムなのです。

この義経鍋で焼き肉を楽しめる、タノシイお店はこちら。

<南大門>
下諏訪町南高木 10616-273  0266-28-1657 (木)定休

八宝苑>
下諏訪町東赤砂4645−4 0266-27-3033 (月)定休

<焼肉縁結 岡谷店>
岡谷市今井1723−71 0266-22-5843 (火)定休

<焼肉ダイニング縁結>
茅野市 ちの319−6  0266-78-6105 (木)定休

焼肉東山食堂>
塩尻市東山1054-5  0263-56-2733 (火)定休

 

なお、なぜか焼肉屋さんの〆のラーメンは結構オイシイのです。

こちらもぜひ、あちこちお楽しみくださいませ。
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シンプルさがたまりませんねえ♪
(ふり)

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