お花見ハシゴ

2019.03.30 / 地域を知る / 編集部さん

今年の諏訪地域の桜の開花予想は4月7日前後。
気軽に行かれる桜の木をご紹介いたします。
ふらりとお花見ハシゴのコースにお加えくださいませ。

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まずは茅野市。
神長官守矢史料館の近くにある大祝家墓所。
立派なコヒガンザクラの古木があります。
諏訪社の最高位の神職を明治時代初めまでつとめた諏方家。
高島藩を治めた藩主一族も、この大祝家の分かれなのです。
長きにわたり諏訪地域の歴史の中枢にあった一族を見守る桜です。

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川の行き着く先は諏訪湖、その先にはまだ雪に覆われた北アルプス(飛騨山脈)。
かつて高島城を守るために角間川から引き、流路変更がされた衣の渡川。
両岸に桜が植えられ、満開の時期は夢ここちのようなさんぽ道となります。
お車は諏訪湖イベントホール(東バル跡地)の駐車場をご利用くださいね。

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下諏訪町の木はサクラです。
「花見新道」と呼ばれる国道152号線沿いのソメイヨシノも見事ですが、ここも桜の道となりました。
駐車場は公園内にたっぷりあります。
バリアフリーのお手洗いもあって、お子様や高齢者のお出かけにも安心です。
少し風が強いので、ジャケットをお忘れなく。

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あくまでも、部分で。
諏訪湖を見下ろす小高い斜面の上。
岡谷市小田井地区の鎮守、舩魂社のシダレザクラです。
樹齢は120年程度。
かつて大きな困難にも見舞われました。
2006(平成18)年7月、日本列島の各地は豪雨に襲われました。
諏訪地域もこれまでにないほどの降水量。
土砂崩れ、交通の寸断が幾日もつづき、諏訪地域は何日も機能マヒに陥った豪雨でした。
この小田井地区も土石流に襲われ、7人が犠牲になりました。
このとき舩魂社も社殿が流される大きな被害に遭いました。
社殿傍らにあったこのシダレザクラは幹に大きな傷がついたものの流されず、翌年も見事な花を咲かせました。
地元の人の心を支えたシダレザクラ。
花の季節にはライトアップも行われます。

(ふりはた)

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