井戸尻遺跡最中の再現度がスゴかった!(富士見町)

2018.12.23 / 地域を知る / 編集部さん

こんなフリーペーパー、見っけちゃった。
と、やってきたのは富士見町の井戸尻考古館
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考古館のスゴさはこのZINEでも、ばしばし紹介されております。

SNSも大いに井戸尻で盛り上がっています。

八ヶ岳の南麓にほど近い、緩やかな斜面に展開した縄文時代中期の集落のあとには、これでもかと特徴を持つ土器がたくさん出土しました。
独自の土器編年をもち、個性的な研究スタイルを貫く井戸尻遺跡の研究者たちは、諏訪人の魂を具現化していると行っても過言ではないでしょう。
(ん、ちょっとだけ大げさだったかな。)

で、帰り道。
立ち寄ったスーパーマーケットで、数々のお茶菓子に並べられ、異彩を放っていたのは…
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土器を背負って「井戸尻遺跡」と大書された、コレ。

これ、地元のみなさんの日常的なお茶うけなんでしょうか…。
昼頃店に行ったにも関わらず、カゴに残っていたのは3つ…。
製造は地元の菓子店です。

この手のものって…あんまりさ、あれ、なんていうの、その…ごにょごにょ…

とゆー感じなのですが、包装紙の中身の形が丸とか四角でない気配に気づいて、とりあえず買ってみました。

で、開封。

…うわああー!
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想定外に素晴らしい!

これは井戸尻考古館所蔵の曽利遺跡出土品「水煙渦巻文深鉢」(長野県宝)
パリで行われた展覧会に出品されたり、1972(昭和47)年には郵便切手のデザインに取り入れられた名品です。
これを最中にするとは…しかも文様の再現性。
凝りに凝っています。

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ぎゅっとぎっしりで、あずきの粒感しっかりあります。
これはねえ、けっこう贅沢な最中だと思います。

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渋めのお茶と縄文ZINEと共にこんな風にいただくと、とっても豪華かと。
井戸尻考古館訪問の際はぜひおみやげに。

製造しているお菓子屋さんはこちら。

泉屋さんは洋菓子製造もなさっています。
かわいいアイシングクッキーもお得意だそうです。

(ふり)

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