トップページ / 地域を知る / 井戸尻遺跡最中の再現度がスゴかった!(富士見町)
井戸尻遺跡最中の再現度がスゴかった!(富士見町)
こんなフリーペーパー、見っけちゃった。
と、やってきたのは富士見町の井戸尻考古館
考古館のスゴさはこのZINEでも、ばしばし紹介されております。
必読の理由7:とにかく濃い。とにかく文字が多くてお得。特に第2特集の「オレたちの井戸尻考古館」を見よ、そして井戸尻に向かえ! pic.twitter.com/TyQ9XC0y86
— 縄文ZINE (@jomonzine) 2018年12月14日
SNSも大いに井戸尻で盛り上がっています。
八ヶ岳の南麓にほど近い、緩やかな斜面に展開した縄文時代中期の集落のあとには、これでもかと特徴を持つ土器がたくさん出土しました。
独自の土器編年をもち、個性的な研究スタイルを貫く井戸尻遺跡の研究者たちは、諏訪人の魂を具現化していると行っても過言ではないでしょう。
(ん、ちょっとだけ大げさだったかな。)
で、帰り道。
立ち寄ったスーパーマーケットで、数々のお茶菓子に並べられ、異彩を放っていたのは…
土器を背負って「井戸尻遺跡」と大書された、コレ。
これ、地元のみなさんの日常的なお茶うけなんでしょうか…。
昼頃店に行ったにも関わらず、カゴに残っていたのは3つ…。
製造は地元の菓子店です。
この手のものって…あんまりさ、あれ、なんていうの、その…ごにょごにょ…
とゆー感じなのですが、包装紙の中身の形が丸とか四角でない気配に気づいて、とりあえず買ってみました。
で、開封。
…うわああー!
想定外に素晴らしい!
これは井戸尻考古館所蔵の曽利遺跡出土品「水煙渦巻文深鉢」(長野県宝)
パリで行われた展覧会に出品されたり、1972(昭和47)年には郵便切手のデザインに取り入れられた名品です。
これを最中にするとは…しかも文様の再現性。
凝りに凝っています。
ぎゅっとぎっしりで、あずきの粒感しっかりあります。
これはねえ、けっこう贅沢な最中だと思います。
渋めのお茶と縄文ZINEと共にこんな風にいただくと、とっても豪華かと。
井戸尻考古館訪問の際はぜひおみやげに。
製造しているお菓子屋さんはこちら。
泉屋さんは洋菓子製造もなさっています。
かわいいアイシングクッキーもお得意だそうです。
(ふり)