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週末はデザイン尽くし♪(諏訪市)
さてさて。
今週末は年に一度の「諏訪圏工業メッセ」です。
今年の会期は10月19日(木)~21日(土)、会場は地元民には「東バル跡」と呼ばれて親しまれている、諏訪湖イベントホールです。
平日はビジネス目的の方が多いですが、最終日の土曜日は、例年、一般向けや子供向けのプログラムも用意されていて、私のような工業オンチも結構楽しめます。
ウレシイことに入場無料です!
ちなみに去年はこんな出展が…
アレ…??これはもしかして…TVドラマの「下町ロケット」…??
で、にぎやかい湖水ッぱたですが、同時開催のイベント!
こちらも見逃せませんので、ご案内いたします。
まずは「Bida2017」。
諏訪地域を中心に丁寧な個性的なブランドを集めた展示会。
今年で3回目になります。
昨年は漆塗の真っ赤なSUBARU360の展示で話題をかっさらい。
今年はどんな展示をなさるのか気になります。
そして、今年も出展される丸嘉小坂漆器店の「hyakushiki」。
ガラスの器に漆を塗り重ねた繊細な景色のうつわです。
光の当たり方、見る者の目線や角度の違い。
人の手が生みだす、やわらかにしなやかに
ランダムでバランスのとれた線。
その名の通り、ひとつの器からいくつもの景色が見える
不思議なすてきな器でした。
何となく浮遊感のある立体的な色彩。
華やかさと透明感。
繊細さも持ち合わせた器。
ガラスの器に漆を塗るということは、通常はできません。
ガラス面に漆はのらないのです。
小坂漆器店さんは独自の方法でガラスに漆を塗ることに成功し、塩尻ワイナリーフェスタで参加者が使うグラスにもその技法が使われています。
食器として実用性を持たせるため、漆は器の外側に塗られています。
金属カトラリーで食事をしても、器を傷めることはありません。
通常であれば、漆を木地の上に塗り重ねて仕上げに絵や模様をいれていくのですが、hykushikiの器の場合は逆になります。
器の中を見せるために、一番先に仕上げを想像して模様や絵を入れていきます。
つまり仕上げの部分から始めていくという作業になります。
最初の1色の失敗は何とかリカバリーができるそうですが、それ以降は不可能です。
無数の点も線も、どれも一回きりのものです。
なーんにも知らずにぽやんと器を眺めていた私に、わかりやすく漆器のお話をしてくださったのは制作者の小坂さん。
静かだけど情熱的な思いを、器からも感じることができました。
会場の片倉館は、温泉施設がメインの昭和2年竣工の近代建築。
今なお現役の温泉施設で、しかも国の重要文化財という、会場も超一級のお宝です。
建物の中からみる片倉館もいいものです。
Bida 2017
地元発のブランドによるプロダクトとデザイン展
2017年10月21日(土)~22日(日) 10時~17時
会場 片倉館(入場無料)
※同時開催
【Local座 LOCAL TOUCH 01 @suwa】
日本各地の食や工芸品を持ち寄ってご紹介する“Local座”。
1年に1度、メンバーのご当地を巡回し、地域の輝きを伝えていきます。
見て、触れて、初めてわかる地域産品の魅力をお届けします。
日時 2017年10月21日~22日
10:00~17:00 ※22日は16:00まで
会場 蔵元ショップセラ真澄「松の間」(諏訪市元町1-16) 入場無料
お問い合わせ 0266-26-1850 クローバーデザイン 宮本
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