「ミシャグジ」はいずこへ【イベントのご案内】

2017.11.30 / イベント / 編集部さん

「土地にたずねなさい」
「地に聞きなさい」

と、言われたのは、茅野市宮川生まれの今井野菊さん。
明治33年のお生まれで、諏訪地域が歩んできた歴史を解き明かすことに情熱を注がれました。
とくに諏訪地域の土着の神とされるいまだ謎多き、解釈も定まらない「ミシャグジ」。
今井野菊さんは、長野県内にとどまらず、その足で小さな祠ひとつひとつまでていねいに訪ね歩き、記録に残されています。

その今井野菊さんを帥として、諏訪信仰を研究された3人が「古部族研究会」。
未だ精力的に研究活動をされるお三方が、諏訪に結集します。

「ミシャグジ再起動」と銘打ったこの講演会、諏訪の地域史や信仰史を研究するひとなら必読の「日本原原初考」の復刊を記念した、スペシャルな企画です。

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日時:2017年12月17日(日)
開場13:00 開演13:30
会場:岡谷ライフプラザマリオ(岡谷市長地権現町)
参加費:500円

■講師(*古部族研究会/スワニミズム顧問)
北村皆雄*(ヴィジュアルフォークロア代表・映像人類学・民俗学)
田中基*(縄文造形研究会・縄文図像学)
野本三吉*(沖縄大学名誉教授・教育学・ノンフィクション作家)
石埜三千穂(スワニミズム事務局長・諏訪信仰研究)
■ゲスト(スワニミズム名誉顧問)
守矢早苗  神長官守矢家第七十八代当主
■司会進行(スワニミズム東海事務所)
折井克比古(編集者・『日本原初考』文庫版編集担当)

<主催者メッセージ>
諏訪信仰研究に画期をなした、古部族研究会の『日本原初考』三部作。あれから40年を経て、『古部族三人衆』が再び諏訪の地で相まみえます。三部作の復刊文庫版完結の日に、当時の思考と、それぞれ40年の探求による深化を語っていただき、新たな論考を発表したばかりのスワニミズム事務局長とともに、ミシャグジ研究の今後の展望を開きます。神長官守矢家第七十八代当主をゲストにお迎えして繰り広げるトークセッション。ミシャグジに、諏訪信仰に、心を寄せる多くの皆様のご参加をお待ちしております

なお、facebookのイベントページにも詳しい案内がございます。
ミシャグジ再起動~探求のあれからと今、そしてこれから~

(ふり)

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