寺町シダレザクラと貞松院の寺宝公開 (諏訪市岡村)

2017.04.18 / 地域を知る / 編集部さん

諏訪市街地の南東部、岡村地区は4つのお寺が密集します。
「寺町(てらまち)」呼ばれ、親しまれている一角です。

どのお寺にも立派なシダレザクラの木があって、夜間のライトアップと庭園公開をしているお寺もあります。
そのなかでも貞松院は庭園には大阪夏の陣(1615年)で高島藩2代目藩主諏訪忠恒が戦勝を記念して苗木を持ち帰ってきたという樹齢400年以上とされるシダレザクラ(諏訪市天然記念物)を日没から21:00までライトアップしています。

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幽玄というか…風格といい、見事なシダレザクラです。

本堂前にも立派なシダレザクラ。

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やや赤みが強いのが特徴です。

今日咲きそろったばかりなので、まだしばらく楽しめそうです。

貞松院は2代目藩主の母親の墓所もあり、また徳川家康の六男で伊達政宗の娘婿・松平忠輝の遺品や墓所を管理する寺でもあります。
武士の出入りの多かった寺のため、なんと庫裏は武家づくり。
少し入り組んだ間取り、刀を振り回しにくい構造、謎の黒焦げ欄間など建物も興味深いところです。

この春、寺宝として大切に保管されている諏訪家の品々を1日限りで特別公開する予定もあります。

貞松院 寺宝展

2017年4月22日(土)10:00~16:00 入場無料
2代目藩主諏訪忠恒の母、貞松院の遺品やを中心に展示。
※13:00からは諏訪市学芸員による展示解説を予定。

お花見かたがた、足を運んではいかがでしょうか。


ちなみにすぐお隣のお寺、法光寺のシダレザクラも公開中。
見事なシダレザクラの競演をお見逃しなく!

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(ふりはた)

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