ラブラブ♡道祖神 (茅野市北大塩など)

2016.10.09 / 地域を知る / 編集部さん

「道祖神」と大きく書いた石碑も道祖神ですが、諏訪地域で多く見られるのはこのタイプではないでしょうか。

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(茅野市玉川神之原地区)

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(茅野市湖東 大星神社近く)

男女2体が寄り添うように掘られた石造物が祀られている「双体道祖神」は、子孫繁栄を願い、村の辻や入り口に置かれることが多いようです。
ほほを寄せ合ったり、手をつないでいたり、お酒を酌み交わしていたり、いくつかパターンが見られていて、仲睦まじい様子が刻まれています。

で、世の中にはちょっと異色なパターンもあって、仲睦まじさがハンパない道祖神もおられます。

じゃじゃーん!

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…おっと☆
ちゅーしております。

がっちり抱き合って、なんとも濃厚なキスシーン。
…のみならず、向かって左の男神様、足を女神様に絡ませています。
(見ようによっては女神様のお着物に手が…。)

一般には「接吻道祖神」といって、安曇野市などでいくつかみられるようですが、諏訪地域では珍しい形です。
何も銘がなく、建造された年代が不明ですが摩耗の様子から江戸時代ころではないかといわれているようです。
足元には…異形のジャガイモ。
カタチの変わった農作物を道祖神に供える風習もこの地区には残っています。

サテ。
このラブラブ道祖神、北大塩地区の入り組んだ道路を抜けていくとみることができます。
場所については…地区の散策を楽しんでいただきたいと思うので、ナイショです。

秋晴れの一日、入り組んだ区内の道の辻々にある道祖神や農家建築、鏝絵などを見ながら散策するのもオツですよ。

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