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初冬の八島ヶ原湿原 (下諏訪町・諏訪市)
2016.10.16 / 地域を知る / 編集部さん
霧ヶ峰高原の北部に位置する八島ヶ原湿原の10月は、もう初冬と言っていいほど冷え込むようになりました。
11月の初旬には雪が舞うような場所。
草紅葉も終盤、訪れる人もめっきり少なくなります。
前日、天候の崩れと冷え込む天気予報をみて、ふと出かけることを思い立ちました。
朝5:30。
まだ薄暗いなかたどり着いた八島ヶ原湿原には、三脚とカメラを構えた人が大勢、木道上にずらりとならんで朝日を待っていました。
…期待した通り、素晴らしい景色が見られそうなフンイキ…
カメラの人たちの列をすり抜け、別の場所へ。
すこうしずつ明るくなるのに合わせて、湿原上には霧が立ち始めます。
東の雲が赤く染まってきました。
湿原上の霧も赤く染まる、まるで異界にいるような朝焼け!
足の着いた心地がしません。
色は、霧の姿は刻々と変わっていきます。
北の空も色が変わり始めました。
ファンタジーの世界にいるような、不思議な感覚。
吐く息は白く、ほほが冷たくなって、夜明けとともに気温がきゅっと下がったことを感じました。
ちょうど物見石あたりから、太陽が顔を出し、紅の空は消えていきました。
今朝は霜が降りて、草木に着いた露も凍っていました。
サテ。
お湯を沸かして、コーヒータイムにしましょうかねえ。
※早朝、深夜は霜で道路が滑りやすくなります。
11月には降雪もある地域ですので、スタッドレスタイヤを装着するなど自動車の運転にはじゅうぶんお気を付けください。