初島 (諏訪市)

2016.06.12 / 地域を知る / 編集部さん

諏訪湖唯一の島、初島(はつしま)。
諏訪湖の東の端ちかくにぽつんと。

実は人工島です。
地元民ならよく知っています(…よね?)

手前のふたつの島じゃありませんよ、奥の島。
桟橋が見えますね。
(手前のふたつは消波用)

昭和29(1954)年 4月に完成。
戦後、身も心も傷めつけられた市民を元気づけるために始められた「納涼諏訪湖花火大会」、現在の「諏訪湖祭湖上花火大会」 の花火打ち上げのために作られました。
最近では冬のイルミネーション点灯のイベントでも利用されています。

平均水深4mの諏訪湖に島を作ることはそんなに大変なことではないようです。
(水深がこんなに浅い理由は次の機会に譲ります。)

2008年の改修工事を経て、現在の面積約660㎡ 。
なんと住所もあります。
「諏訪市大字上諏訪中浜670番202」

…中浜町なのか。

で、本日、湖畔にふらりと寄ったところ…御柱が。

木のフレッシュな香り。
先ほど奉賛会のメンバーが何人かいたのは、きっとこのために来ていたのでしょう。

初島には、島完成と同時に初島神社が建立されています。
御祭神は建御名方神、湖と花火のうちあげの安全を祈って勧請されたそうです。

この初島神社の御柱は岸から湖を渡ります。
例年10月に行われていましたが今年は観光プログラムの一環となるようで、6月25日(土)・26日(日)にかけて湖周の旅館の宿泊プランとして登場だそうです。
湖を渡るのは26日。
ちょっとかわった曳行スタイル、きになりますねえ。

初島神社一の柱。
わなぐりもきちんと施され、さすがです。

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