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みかん祭り (諏訪市小和田 八劔神社)
いつもは静かな境内に、人がわんさかと集まってきました。
子供連れに、年配の男女…つまり老若男女が、手に手にカゴを、袋をもって境内へ向かいます。
今日は八劔神社(やつるぎじんじゃ)の秋の例大祭、通称「みかん祭り」が行われます。
いわゆる収穫に感謝し 来年の豊作を祈る祭りで、
かつては境内で餅をつき、その餅を投げていたようです。
諏訪地域に鉄道が通る(明治38年)ようになると、
当時貴重品だったみかんを取り寄せて、境内で氏子にふるまうようになりました。
みかんだけふるまう時期もあったと聞いていますが、最近はお餅も少し取り混ぜています。
サテ。
ふるまわれたみかんは縁起物とされ、このみかんを食べると風をひかないと言われています。
では、わたしも!
風邪予防に、イザ!
幟が掲げられ、境内はひとひとひと…。
だいぶ前からみかんをもらうのにいいポジションを取っている人もいるそうです。
ふるまわれるみかんはおよそ2トン。
スゴい量です。
拝殿前はすでに熱気むんむん。 (実はヨソモノのわたし…拾わせてもらえるかしらん…。)
午後三時半、合図の太鼓と音と共にみかんがふるまわれはじめました!
わーとかキャーとか「こっちにちょうだい」とか
かつてはみかんを放り投げていたようですが、
地面に落ちると割れたり踏まれたりして食べられなくなってしまうので、
最近はできるだけカゴめがけて役員さんたちが放り込んでくれるようです。
ああ、だから「洗濯カゴか買い物カゴを持って行きな」って言われたのね。
なかなか近寄れないワタシ…
時々こぼれ出てくるみかんをえいやっと拾うことができました。
そして、モノの5分でこの熱狂は終了~。
波が引けるように参拝者は帰っていきました。
ひとりでこんなに拾った人も!
ワタクシの成果は…
ところで、この幟。
八劔神社の太子講(大工さんとか建築関係の職業の人の講)のみなさんが昨年奉納したそうです。
黒い幟なんて珍しい。
スタイリッシュでカッコいいねえ!
神棚がない我が家では、とりあえず一番背の高い棚の上にいったんお供え。
この冬、無病息災で過ごせますように。
(知っている方がみかんとお餅をすこし分けてくれました。おみかん、甘くておいしーい!)