平成28年御柱祭 上社 担当柱決まる

2016.02.16 / 地域を知る / 編集部さん

前日の春の陽気から一変、冬の冷たい空気が包む諏訪大社上社境内に
約3000人(諏訪大社調べ)の氏子達が集結しました。

 

2月15日、上社抽選式。

 

上社と下社のそれぞれ8本、
合計16本の柱が曳行される御柱祭り。

 

1本ごと担当する地区が山から柱をひいてくるのですが,
上社は、どの地区がどの柱を担当するか毎回抽選で決めます。

 

この日のために,毎日上社に祈祷する人もいるほど、
どの柱を担当するのかは氏子にとって重要問題。

 

柱抽選の模様は地元ケーブルテレビLCVで生中継され
SNSでも皆さん注目していたようです。

 

注目の結果は以下の通り。

 

本宮一:豊田・四賀
本宮二:中州・湖南
本宮三:境・本郷・落合
本宮四:原・泉野

前宮一:富士見・金沢
前宮二:米沢・湖東・北山
前宮三:玉川・豊平
前宮四:ちの・宮川

 

本宮一を引き当てた、豊田・四賀地区は
96年ぶりの担当なのだそうです。

 

「めどでこ」に乗る練習や曳行練習を重ねている
若者達も大喜び。

 

大役を果たした抽選総代を何度も胴上げしたり、
担ぎ上げて北参道をパーレードしたそうです。

 

これで、さらに練習に気合いが入りますね。

 

 

ちなみに、豊田・四賀地区の皆さんは
諏訪ガラスの里付近の空き地で練習をしています。

「めどでこ」とは、御柱に斜めに刺さってるツノのようなもの。
木落しの時は長い「めどでこ」にわざわざ付け替え,
片側に12人も載せて迫力を出す地区もあるとか。

 

この「めどでこ」に乗るためには,
普段履き慣れない足袋を履き
縄の上に足を載せるだけでバランスをとるので、
何度も乗る練習をしていないと
足が痛くなって持たないのだそうです。

 

担当柱も決まり,
諏訪の平は徐々に御柱ムードが高まってきました。

この記事につけられたタグ

| |