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八ヶ岳西麓ワインバレーとオレイユ・ド・シャ
信州ワインバレーという言葉をご存じですか?
内閣府が推進する構造改革特区の1つで、地方の産業の発展の妨げになっている規制を
地域を限定して改革することにより、構造改革を進め、地域を活性化させることを目的として創設された制度の1つです。
その中でも、ワインバレーと呼ばれる地域は、その地域産のブドウを使用し果実酒を製造する業者に、酒類製造免許が取得しやすいよう一定の条件が緩和された地域の事をいいます。
長野県には、4つのワインバレーの他に、令和5年3月に創設された茅野・富士見・原村エリアを中心とした八ヶ岳西麓ワインバレーがあります。
ブドウ栽培というと長野県では塩尻あたりが有名ですが、ここ八ヶ岳西麓でも、県内有数の冷涼な気候を生かしたヨーロッパ系品種を中心に栽培が増えつつあります。
今回は茅野市初のワイナリーとして誕生した「オレイユ・ド・シャ ビーナスライン醸造場」をご紹介します。
オレイユ・ド・シャというのはフランス語で「ねこの耳」という意味だそうです。
ワインのボトルにもかわいい猫の絵が描かれています。
ワイナリーを始めたのは茅野市出身の小出さん。
自社畑から見える、小泉山(こずみやま)と大泉山(おおずみやま)を猫の耳にたとえて名付けたのだそうです。この辺りは標高930mあたりで、比較的冷涼な気候。
シャルドネ、メルロー、ゲヴェルツトラミネール、ルカツィテリなど、育てているブドウは約30種類!
醸造所は中大塩団地のはずれにあり、ここは住居地域にあたるため、モーターやエンジンを使わずに環境にやさしいワインづくりをしています。
八ヶ岳西麓が新たなワインの産地として、地域に根付いてずっと続くといいですね。
所在地:長野県茅野市中大塩1-9