「リビセンのプロダクト展」 (諏訪市)

2019.12.06 / イベント / 編集部さん

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オープンして3年を迎えた諏訪市のリビセン(ReBuilding Center Japan)では、彼らが“レスキュー”した古材やガラス、古道具などを利用して制作した作品の展示会を開催中です。


古い食器を加工し、ソケットを取り付けたペンダントライト「リライト」や、古材や装飾板ガラスを利用したフレームなど、リビセンらしい人の手がかかわるぬくもりあるデザインが所狭しと並びます。
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こんな模様が浮かび上がるのステキですねえ。

ほかにも、試験官と古材の破片を組み合わせた、無骨と繊細が同居した一輪挿し。
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そして驚きはこのスツール。「フライングスツール」
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座面は昔懐かしい、羽釜と呼ばれた炊飯や煮炊きに使われたお釜のフタ。
しっかりした厚みのある円形の古材をどう使おうか、頭をひねりにひねった、リビセンのプロダクトデザイナー萌黄さんのアイデアです。
羽釜の「羽」、それから姿を変えてまた新しい場所への旅立ちの意味を込めた「フライング」はデザイナー萌黄さんの祈りを込めたネーミングです。
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しかもこんな素敵な金属タグが付けられ、とってもおしゃれ!
このタグも“レスキュー”したトタン板にレーザーカッターでプリント、トタン用のはさみで一枚一枚切り抜いた力作です。

 

彼らの作品や材料がもつものがたりがところどころにつけられています。
どんな場所にいたのか、どんなふうに使われていたのか。
ちいさな物語が丁寧に添えられます。
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このほかにも12月のリビセンはイベント目白押し、とか。
界隈にはカフェや食堂、酒造も並ぶステキなまちになりつつあります。
おさんぽがてらまち巡りなんて、充実度高いこと間違いなしです、太鼓判!
(ふり)

「リビセンのプロダクト展」
2019年12月6日(金)~12月15日(日)
11:00~18:00(水・木曜日定休)

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