「トランクひとつに演劇を詰め込んで」と、県内11会場と県外2会場を巡るお芝居がスタートしています。

まちのカフェや公民館、保育園や倉庫…
普段は劇場ではない場所に地域の人たちと舞台をつくる。
そこから始めるお芝居です。
今週末、伊那市の会場はチケット完売。
この後、飯田市、松本市、飯山市などをめぐって、10月20日（日）にはとうとう茅野市にもやってきます。

会場は茅野市宮川小町屋、諏訪大社下社前宮のお膝元、諏訪地域の歴史がぎっしり詰まった土地です。
その一角、松木寒天さん所有の「信州八ヶ岳長寿寒天館」が舞台になります。

不思議な形のこの建物。
「悪魔に魂を売ったとされるあの男の物語」が見え隠れという舞台にはもってこいの不思議な建物です。
内部は寒天の歴史についての物語。

寒天を製造するための伝統的な道具も展示されています。
この土地に深くかかわる寒天については、すでに「トランクシアターちの実行委員会」による企画も進行中。
地域の人と共に、舞台を多方面から作り上げる働きかけがなされています。

物語尽くしのこの場所で紡がれる、新たな一編の物語。
どうぞ脚をお運びくださいませ。