寒冷地域の冬レジャーに車で行くなら、お出かけ前に必ずチェック 〜タイヤ編〜

2017.12.21 / 田舎暮らし・別荘ライフとは / 編集部さん

2017年、年末まであとわずか。

年末年始連休にスキーやスノボなど冬のレジャーを計画している方も多いでしょう。

普段、暖かい地域にお住まいの方、寒冷地のドライブに慣れていない方

冬のお出かけ前に良かったらチェックしてみて下さい。

 

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●冬用タイヤを使用しないとだめ?

寒冷地では例え積雪がなくても、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を

装着するのがベストでしょう。

なぜなら、霜やちょっとした雨でも、気温が下がれば路面は凍ってしまいます。

 

チェーン装着という方法もありますが、

チェーンは逆に雪がない道を走ると、音がうるさく、切れてしまう可能性があります。

また、無理にスピードを出すと遠心力でチェーンが膨らみ

タイヤの周りを傷つけてしまうおそれも。

 

なによりも、雪国だからといって全ての道に雪が降り積もっている訳ではありません。

雪がない道も沢山あり、所々が凍ったり雪が積もったりしているのです。

 

その都度チェーンをつけたり外したりはとても大変ですし、

とっさの時に危険です。

 

以上の理由から

スタッドレスタイヤ、是非装着をお勧めします。

 

 

 

 

 

●走行前にスタッドレスタイヤをチェックしてみよう。

1.空気圧

ガソリンスタンドで声をかければ、無料で点検してもらえます。

寒冷地でなくても長距離ドライブの前は必ず要チェック

 

2.硬さ

スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいから滑りにくいのです。

ゴムは経年により硬くなってしまいます。

心配な方は硬度計で計ってみるのも良いでしょう。

 

3.溝の深さ(減り具合)

タイヤが路面で滑る原因は、氷の上にできる薄い水の膜の上をタイヤが滑るからです。

スタッドレスタイヤは、溝がある事により水の膜を取り除いて路面に密着させます。

なので、溝が無いスタッドレスタイヤはスタッドレスタイヤにあらず!

 

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スリップサインってご存じでしょうか。
タイヤの溝の一部に小さなこぶがあり、そのラインよりタイヤの山面がすり減ったら
タイヤの性能としては限界ですよ。というサインです。

赤い丸がスタッドレスとしてここまで減ると限界ですよサイン
青い丸は夏用タイヤとして限界ですよ。というサインです。

 

また、百円玉を溝に差し込んで「1」の字が見えるようでしたら、

残り半分(ほぼ5㎜)以下という事なので、注意です。

 

4.ひび割れ、異物、劣化具合

ともあれ、命を預ける大事な相棒。自分の目でよく確認しましょう。

 

 

●「皮むき」? タイヤに皮があるの?

新品のタイヤは慣らし運転をして「皮をむく」のがポイントです。

「皮」とは、タイヤを成型し、金型から抜いた際に

タイヤの表面に生じる薄いゴムの皮の事です。

 

「皮むき」に特別な道具は必要なく、走行距離の目安は、ドライ路面で約100km。

高速道路のような平滑な路面では、約200kmが目安となります。

 

新品のタイヤをよくよく見ると、表面にヒゲのような小さな突起があります。

これがなくなる位になると、スタッドレス性能がフルに発揮されます。

 

 

昨今では新品でもスタッドレス性能が十分期待出来るタイヤもありますので、

詳しくはお店にお尋ね下さい。

 

 

この連休は安全対策万全で楽しい冬をお過ごし下さい。

あ、だからといって最強に安全を。と

スタッドレスタイヤにチェーンを巻くのは逆効果ですからね。

 

 

 

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