田舎暮らしの隣人

2012.03.23 / 田舎暮らし・別荘ライフとは / 編集部さん

田舎暮らしをすると、意外に隣人が多いことに気がつきます。

隣人といっても、動物や、虫、植物たちの事です。

森の木漏れ日の中の別荘を見つけて、
なんて素敵

と、いざ住み始めてみたら、虫がいる、蚊がでる、
動物がうろうろしてる、草だらけ、落ち葉が大変、、などなど、

写真では知ることの出来ない、様々な命の営みを感じます。

それが好きか嫌いか個人の意見の自由ですが、
都会育ちの方は、「田舎には人間以外の隣人がいっぱいいるよ」
ということを始めに知っておいた方が良いと思います。

以下はお恥ずかしながら、
田舎に家を新築して二世帯居住を始めた我々家族が、
最初に大ケンカした話です。

都会育ちの義母は、家の中に蟻が歩いているのを発見。
しかも7〜8匹ぐらいでしょうか。。
その状況に大変驚き、施工会社にクレームを付けると言い出したのです。

いやいやいやいやいや、、、家に蟻があるのは田舎ではあたりまえでしょ。
そんな理由で苦情を言うなんて恥ずかしいからやめて。
と言ったのは私。

恥ずかしいと言われてカチンと来たんでしょうね。
そこから、蟻が家にいるのは普通か普通でないか大喧嘩。

新築の家に入居するのは今回で2度目だった私は、
新築最初の春は蟻が多いことを経験していました。

今まで彼らの家があったんでしょうね。
前回住んでいた家でも、沢山の蟻を家の中で見かけましたが、
次の年からぱたっと蟻の数は減りました。

その経験を義母に伝えて、どうか今春だけ我慢して様子を見てもらうよう説得し、
苦情をすることは諦めてもらいました。

それにしても、蟻に驚く義母に、私が驚きました。

春は蟻が出入りしますし、冬は暖を求めてテントウムシが入ります。
部屋の天上には、よく蜘蛛が巣をはりますし、
ベランダには誰かの卵が産み付けてあります。

それが田舎です。

そんなのはよく知っているよ。あたりまえじゃない。
と思った方。

田舎暮らしの素質、アリです。

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