雪道でタイヤが滑って坂道を上らない時の対処法

2013.01.07 / 田舎暮らし・別荘ライフとは / 編集部さん

今年の冬は寒いです。

雪が降り、道が凍り、さらにその上に雪が降る。。。

そんなアイスバーンのような峠道がここ蓼科・八ヶ岳でも数々あります。

 

事件はそんな場所でおこりました。

 

 

それは、南国奈良から遊びに来た親戚達とスキーに行った時の事。

スキー場へと続く最後の上り坂で、

4台の車がハザードランプを点灯しながら立ち往生しています。

 

何事か?と車を止めて様子を見た瞬間、

奈良ナンバーの親戚の車は、そのハザードランプご一行様とお仲間になってしまいました。

 

そうです。

急な坂道でタイヤが滑って登れなくなってしまったのです。

止まらなきゃ良かったのに。。。と後悔しても時既に遅し。

 

 

こういう現象は前輪駆動車では良くある光景で、

坂の傾斜により、車の重心が後ろに下がり、前輪に力が入らなくなるのです。

 

一緒に押しましょうか。。。と皆さんご相談中。

 

 

そんな時の対処法

 

1、前輪に砂や、灰を噛ませる。

 

よく私も子供の頃、家の前の坂で「きゅるきゅるきゅる、、、、、」と音がすると

墨コタツの灰を持って駆けつけました。

 

 

それでもだめなら必殺技!!

 

 

バックで登る

 

車を反対方向に向け、ギアをバックに入れて思いっきりアクセルを踏むんです。

車の重心は坂の下に向かってかかるので、車体の向きを変える事によって

前輪に加重がかかり、坂を登る事ができるんです。

 

ということで、

 

列の最後に立ち往生していた我が奈良ナンバーが、突然方向転換をし、

四苦八苦している前の4台をバックギアでごぼう抜き。

 

その時まで一生懸命手で車を押していたハザードメンバーたちは、

お尻を山に向けてグイグイ登っていく奈良ナンバーを

ただ、呆然と見送ったのでした。

 

坂の上の遥か彼方に消えていった奈良ナンバーが立ち上らせた雪煙の向こうから

きっと彼らはこんな声を聞いたに違いありません。

 

 

アディオース!!

 

 

 

 

不用意に凍った坂道で止まると、結構危ない場合があります。

坂道で車同士がすれ違う時は、坂を下る方が道を譲ってあげる方が良いようです。

 

 

皆様、雪道の運転はどうかご注意を。

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