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「白駒池」静かな湖畔♪シリーズ vol.2
静かな湖畔を紹介する「静かな湖畔シリーズ」
待望の第2回めであります。
しかも、第1回からなんと!!!6年ぶり(笑)。
ご無沙汰しております。
もはや御柱と同じ更新頻度になってしまいました。。
でも、やめていません!!これからも続けます!!
さっそく行きましょう!
今回紹介するのは「白駒池」
日本中にある「池」と呼ばれる水が溜まっている場所は
実は99%が人口の物と言われています。
主に農業用水の為に作られているのです。
しかし、その中でも「白駒池」は珍しい天然物(笑)
噴火によりせき止められた川によって出来上がった堰止湖です。
標高2100m以上の高所にある湖の中では最大の湖だとか。
ちなみに、諸説ありますが、日本一高所にある湖は御岳山二ノ池だそうな。
メルヘン街道ともいわれる国道299号から徒歩10分程度と
お手軽に行かれる池ですが、一歩森の中に足を踏み入れると
針葉樹の原生林、沢山の苔に囲まれた神秘的な場所になっています。
この一帯はかつて火山活動が活発であったため大地は岩だらけの土地でした。
その標高の高さゆえに冷涼な気候の不毛な土地に
最初に生命を宿した植物達が「苔」です。
苔は根から養分を吸いません。水分と光合成によって命をつなぎます。
少しずつ年月をかけ、むき出しの岩肌に苔がおおい、
もっこりと茂った苔達の上に、ようやく樹の種が芽吹くことが出来ます。
オオシラビソやコメツガといった亜寒帯に適した針葉樹が
苔に包み込まれた岩石を取り囲むように根を張ります。
火山岩は長い歳月の間、雨風によって風化してなくなりますが、
木の根はそのまま形が残ります。
この森の特徴である木の下がボコボコ穴があいているの状態はそのためです。
この森にある苔の種類は500種類以上。
日本で生息する1/3の苔を観察できると言われています。
梅雨のしっとりした空気に青々とむす苔達。
しっとりとした静寂を感じ自然の息吹を感じるのはいかがでしょう。